野菜の効能・保存法

【効能】骨歯の強化・胃もたれ、食欲不振の改善

根と葉で栄養成分は違い、根の部分はビタミンCを多く含み、またジアスターゼは胸やけの不快感をとったり、食べ過ぎの時の消化吸収を助けるなど、整腸効果があります。
葉は緑黄色野菜で、カロチン・ビタミンC・鉄・カルシウム・カリウム・食物繊維などが含まれています。ビタミンCはオレンジの約3倍にも相当し、またカルシウムはすべての野菜の中で最も多いのです。大変すぐれもののカブの葉は、是非おひたしや味噌汁の具として召し上がって下さい。

カブは春の七草のひとつですが、昔から正月の七日には七草粥を食べる習慣があったのは、正月の飲み過ぎ、食べ過ぎで疲れた胃腸を癒そうという昔の人の知恵だったのでしょう。

【保存法】
根と葉はすぐに切り分けて、それぞれポリ袋に入れて冷蔵庫で保存して下さい。

【効能】発毛促進、夏バテ予防、血管強化、ガン予防

ナス科。
ピーマンはフランス語のpimentからきています。英語ではgreen pepperなどと呼ばれていることからして、トウガラシの一種です。
日本では明治初期にアメリカから入ってきましたが、当時の人々にはトウガラシは辛いものという先入観があり、「こんなもの、トウガラシとは言えるか!!」という具合に、拍子抜けしたピーマンの味に馴染めず、ほとんど普及しなかったそうです。

ピーマンは果肉がなく、中身が空っぽですが、効能はしっかりあります!ベータカロチン、レモンの約2倍のビタミンC、ビタミンB群など多く含み、夏バテには格好の野菜です。一般的にビタミンCは熱に弱いですがピーマンのは熱に強い特徴があります。
また、毛細血管を強化し、出血を防ぐビタミンPも含まれているので脳出血や潰瘍・傷の治癒には効果的です。また、ミネラル成分であるケイ素が多く含まれている点で発毛促進の効果があるようです。

【保存法】
ポリ袋などに入れて野菜室へ。古くなると見た目は変わらなくてもにがくなったりするので
早めに召し上がって下さい。
ピーマンを常温で置いておくと赤に変色することがありますが、熟しているだけなので
召し上がれます。

【効能】動脈硬化、高血圧の予防・歯槽膿漏の予防、改善

「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがありますが、〝秋ナスはとても美味しいから嫁に食べさせるのはもったいない"という解釈と、〝ナスは体を冷やす野菜だから、気温が低下してくる秋に食べさせると流産などが心配だ"という解釈があります。
実際、ナスは寒い時に多食すると必ず腹痛、下痢をし、婦人は子宮をいためると書された中国の有名な薬学書があるので、後者の解釈が正しいようです。

冷え性のかたは塩や味噌を加えた料理をおすすめします。
焼きナスをおろしショウガで食べるのは、体を温めるための昔の人の知恵なのでしょう。

栄養はそんなに多くは含まれていないのですが、ビタミンCが多いため、血管をしなやかにしてくれます。また、果皮の色素であるナスニンはコレステロールを下げ、動脈硬化を防ぐことも明らかになっています。

【保存法】
低温に弱いため、冷蔵庫に入れると硬くなったりしなびたりします。
2~3日中なら室内の涼しい場所に、濡らさずにポリ袋などにいれ、それ以上なら野菜室へ。

【効能】血液浄化、高血圧・脳出血予防、免疫力強化

ナス科。南米ペルー原産。
18世紀までは観賞用でしたが、その後イタリア人が食べたのが食用の始まり。
日本には江戸時代に伝わり、明治時代に洋食に使われるまではずっと観賞用でしたが、
本格的に庶民の間で食べられるようになったのは、昭和30年代からだったようです。

「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれているほど、トマトにはさまざまな効能があります。
その中でも高血圧の予防と治療として、トマトに多く含まれるカリウムがあげられます。

カリウムは体内のナトリウムを排泄してくれるので、血圧を下げる効果があります。
他にもトマトにはリコピンやルチンが含まれていています。
このリコピンは老化の原因と言われている活性酸素を退治してくれる物質で、さらに抗ガン作用があります。


【保存法】
少し青がかったものは室温で置いておくと2日ほどで熟して赤くなります。
赤くなったら野菜室へ。
ポリ袋に入れ、ヘタを下にするとつぶれにくいです。

【効能】ガン、潰瘍、肝臓病、高血圧、皮膚病の予防、視力回復、乳汁分泌促進など万病に


カロチンの語源はcarrot(キャロット)であるように、ニンジンにカロチンが豊富に含まれているのは当然で、特にベータカロチンは万病の元とされる活性化酵素を除去し、免疫力を増強し、種々の感染症やガンを予防することが分かっています。

日頃ニンジンを常食している人は、あまり食べない人と比べて肺ガンの発生率は半分になるという研究報告があり、米国科学アカデミーは、ガンを予防する代表的食物としてまずニンジンを挙げています。特にニンジンとキャベツで作るジュースの抗ガン効果は強力とのこと。

西欧では「ニンジンは人を愛嬌よくさせる」という俗言がありますが、愛嬌というものは健康でいることから作られる、ということなのでしょう。
(事実、欧米の自然療法クリニックでは、ニンジンとリンゴで作る生ジュースを必ずといっていいほど万病治療の主療法にしているそうです。)

【保存法】
ラップで包むか、ポリ袋に入れて野菜室に。

【効能】大腸ガン予防・高脂血症、抗糖尿病の改善・強壮

ゴボウは食物繊維豊富な「腸の掃除屋」で、便通をよくする効能があります。
そしてコレステロールや発ガン物質などの有害物が便とともに排出され、
高脂血症・糖尿病など栄養過剰で起こる生活習慣病の予防・改善に役立ちます。
また、切り口の褐色部分には強力な大腸ガン予防の効果があることがわかっています。

「ゴボウは男性の強精剤である」ともいわれますが、東洋医学の観点からすると
人間の下半身は植物の根に似ているので、ゴボウが下肢・腰の力をはじめ、泌尿生殖器の力を
強化するのは当然とのこと。

解毒作用や発汗作用にもすぐれ、ニキビや発疹など、体内に老廃物が溜まって起こる病気にも効果があります。

そんなすぐれもののゴボウですが、ゴボウを食用しているのは世界でなんと日本人のみなんです!!

【保存法】
乾燥を防ぐのが大事!泥つきのほうが風味が良く、長持ちします。
ゴボウが入っているポリ袋を捨てずに使い、野菜室に。

【効能】風邪予防・美肌効果・高血圧、がん、老化予防

春菊の歴史は古く、日本へは1500年頃に伝えられ、昔から食べられてきた野菜です。また、漢方においても古くから、「食べる風邪薬」として珍重されてきました。
栄養はベーターカロテン、ビタミンC、カルシウムなどをバランスよく含んでいます。
独特の香りも特徴で、苦手な方も多いかと思いますが、香りの成分は自律神経に作用し精神安定の効果もあるようです。
さらに胃腸の働きもよくし、せきを鎮める効果もあります。
ゴマ和えなど、油とあわせるとより効果的です。

【保存法】
全体をさっと水洗いし、根元に水をしめらせたキッチンペーパーをまいてポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ立てて入れるようにして下さい。日にちが経つと色が変わってきてしまうので、早めに召し上がっていただくことをおすすめします。

ゆでたものはタッパーに入れ、冷蔵庫で2~3日程度はOKです。

冷凍する場合は「固めに」ゆで、冷水にとって色の変色防ぎ、水気をしっかり絞るのが重要です!!
そしてサランラップにくるみ、フリーザーパック入れ冷凍庫へ。
2週間程度ならOKです。解凍はお湯をかけて戻すのが、一番美味しく頂けます。

【効能】美肌効果・風邪予防・がん予防

水菜は京野菜で、関東では「京菜」としても知られています。
ビタミンC、カロテン、鉄、カルシウムなどが含まれている緑黄色野菜です。
また、鉄分、カルシウムなどを含んでいることから、骨粗鬆症の予防や貧血予防にも有効です。
さらに水菜に含まれている「ポリフェノール」は、肌の新陳代謝を盛んにして、肌のきめを整えてくれるそう。

体を冷やす野菜なので、寒いときはサラダで食べ過ぎると体が冷えてしまうので注意してください。

【保存法】
ポリ袋またはぬれた新聞紙でくるみ、立てて保存します。
あまり保存は利かないので、シャキシャキ感が失われないうちに早めにお召し上がりください。

【効能】消化促進(胃痛、胃もたれ、二日酔い)・気管支炎の改善・ガン予防

「春の七草」のスズシロとは大根のこと。スズシロ=清白で、元々は女性の肌の美しさを例えたものです。貝原益軒がかの有名な「養生訓」の中で、「大根は野菜の中で最上のものであるので、毎食食べるのがよい」と述べています。食べ過ぎ・二日酔いの時は、お茶碗1杯の大根おろしを噛みながら食べるといいです。

ところで焼き魚に大根が添えてあるのはなぜだと思いますか?
それは大根に多量に含まれるオキシタダーゼが、焦げた焼き魚にできる発ガン物質を分解する効能を持っていることが由縁だそうです。

葉の部分も大変栄養豊富なので、捨てずに是非使って下さい!
お味噌汁に入れたり、パスタに入れてもおいしいです。ゆでてご飯に混ぜて菜めしにしてもいいでしょう。

または葉を干してお風呂に入れて入浴剤として使うと、身体がポカポカ温まり、冷え性のかたにオススメです。

【保存法】
葉がついたままだと中がスカスカになりやすいので、葉は切り離して下さい。
秋から冬は新聞紙に包み、できれば土の中と同じ状態で上向きにして冷暗所に保存して下さい。
春夏はポリ袋に入れて野菜室に。

【効能】胃・十二指腸潰瘍・肝臓病・ガン予防、改善

古代ギリシャ、ローマ時代からの栽培で、日本には江戸時代にオランダから観賞用として持ち込まれました。
「貧乏人の医者」と別名があるほど、古代ローマでは「ローマ人が何世紀もの間、医者なしでやってこられたのは、キャベツのおかげである!」と言っているほどです。
淡色野菜の中では最もビタミン・ミネラルを豊富に含んでいます。
また、キャベツには潰瘍の特効薬であるビタミンUが含まれていることに一番注目したい。ビタミンUはアミノ酸の一種で、たんぱく質の合成を促し、胃・十二指腸潰瘍で傷ついた粘膜を修復します。
注意:こうした効果は加熱すると失われるので、生食が望ましいです。

【保存法】
丸ごとなら、冬は新聞紙に包み、芯を下にして冷暗所に。
その他の時期はポリ袋に入れて野菜室に。
使い始めたら、切るより外の葉からはがしていく方が長持ちします。ポリ袋かラップに包んで野菜室に。
芯の切り口が茶色くなってきた場合は、そこからいたむのでそぎ落とします。
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